乾燥はあらゆる肌トラブルとなっていきますが、特にシワとは深い関係にあります。
肌の乾燥が進むと、細かいシワが見られるようになります。
放置しておくと顔に深く刻まれるようになり、老けて見えるかもしれません。
これを防ぐために乾燥によるシワの原因や特徴、対策についてみていきましょう。
この記事の目次
乾燥肌さんは、シワが気になる?
乾燥がシワの原因になるのは、角質層のキメの乱れです。
肌の水分や油分が減って潤いが不足すると、肌は角質細胞の増殖を始めます。
角質を厚くして、これ以上潤いが蒸発するのを防ごうとするのです。
厚く硬くなった角質層には隙間ができるため、キメが乱れてシワとなって表れるでしょう。
特に目元や口元、額は皮膚が薄いため、乾燥でシワが出来やすくなります。
他にも表情やたるみが原因で出来るものありますが乾燥の場合、ちりめんジワと呼ばれます。
加齢によってできると思われがちのちりめんジワは、年齢に関係ありません。
皮膚の表面にある表皮にできて、指で伸ばすと見えなくなるほど細かいのが特徴です。
スキンケア直後はわかりにくく、メイクや乾燥した環境によって表れはじめ、シワ同士が結びついて目立つようになります。
表皮のシワが次第に真皮にまで到達すると深く刻まれるため、改善するのが難しくなるでしょう。
そのためちりめんジワの段階で、対策するのが大切です。
乾燥によるちりめんジワができるのは、次のことが原因と考えられます。
★紫外線によるダメージ
★生活習慣の乱れ
★間違ったスキンケア
毎日の生活の中での出来事が肌に影響を与えて、シワになるでしょう。
一年中降り注ぐ紫外線は、肌の真皮層にまで達し、潤いの元であるコラーゲンやエラスチンを破壊してしまいます。
紫外線のダメージを受け続けることにより、内部へのダメージを防ごうと角質肥厚が起きます。
一方で肌の内部は、お肌の細胞を守るバリアする機能が低くなっているため水分が蒸発しさらに乾燥が進むでしょう。
食事で摂取した栄養素は、肌の状態に表れます。
偏食で食事や甘いお菓子が多いと、体に必要な栄養素が十分に取りいれられず、肌にまで届けられなくなります。
睡眠不足もまた、角質が生まれ変わるサイクルである、肌のターンオーバーに関する進み方が崩れる要因の一つです。
毎日の生活で肌を擦ったり刺激を与えていることも、乾燥を招きます。
熱過ぎるお湯で洗顔したり、タオルでゴシゴシ擦るのも、皮膚の薄い顔の肌には刺激となります。
保湿成分の入った美容液やクリームを使用していても、肌に塗るときに力が入っていては逆に乾燥してしまうでしょう。
乾燥肌でもシワを作らない!スキンケアと化粧品の選び方
乾燥によるシワは防ぐことが可能です。
浅く細かいちりめんジワの状態なら化粧品でスキンケアをすれば、深くなるのを未然に防げます。
ちりめんジワを見つけたら
ちりめんジワを見つけた場合は、シワに効果が期待できる美容成分が入っている化粧品を取りいれましょう。
その成分の一つとして、ビタミンCがあります。
肌が乾燥状態になっている内部では、ハリの元となるコラーゲンやエラスチンが不足していることが考えられます。
ビタミンCには、これらの生成を促す期待ができるのです。
真皮層のコラーゲンなどが復活すると、潤いとハリが戻るためシワを薄くできるでしょう。
レチノールもシワに良い成分の一つです。
ビタミンC同様、コラーゲンエラスチンの生成を助ける働きがあるほか、肌のターンオーバーを促す働きがあります。
角質が厚くなってしまった部分を生まれ変わらせることで、シワの軽減が見込めます。
できにくい肌にするために
深く刻まれたシワを薄く目立たなくするのは可能ですが、元通りに治すことはできません。
乾燥からのシワができにくい肌にするためには、スキンケアでの予防が必要です。
肌を守るために角質が厚くなったことでできるため、柔らかい肌を維持する保湿ケアを行いましょう。
シワ予防に良い成分として、セラミドやコラーゲン、エラスチンがあります。
肌の水分と油分のバランスを保ち、潤いとハリのある肌にするための保湿成分です。
特にセラミドは水分保持力に優れており、最も保湿ができる成分と言われています。
ヒト型セラミドやライスパワーNo.11は、本来人が持つセラミドに似ているため、肌に浸透しやすいセラミドとなります。
スキンケアに取り入れることでバリア機能を高めて乾燥を防ぎ、シワが生まれにくい肌を手に入れられるでしょう。
正しいスキンケアでシワ予防
刺激や摩擦によってシワを作らないために、スキンケアの見直しも大切です。
目元・口元などは皮膚が薄くシワの出来やすい部分ですから、特に負担を掛けないようにしましょう。
クレンジングはポイントメイクアップリムーバーなら、擦らずに落とせます。
乾燥やシワへ期待できる成分が配合されたクリームや美容液を塗ると、乾燥を防ぎながらハリを取り戻せるでしょう。
化粧品は手元でお肌くらいの温度にしてから肌に乗せると、浸透しやすくなります。
内から外へ、下から上へと、擦らないように優しく塗り、最後はハンドプレスで落ち着かせましょう。
乾燥肌さんのしわ予防!セラミド化粧品5選
肌の乾燥を防いでシワを作らないために、セラミド入り化粧品がおすすめです。
1位 米肌
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〇特徴〇 乾燥によるあらゆる肌トラブルを防ぎ、安定した潤いのある肌を目指せる米肌の秘密は、古くから伝わる醸造発酵技術を応用して作られたライスパワーNo.11にあります。 水分保持能が良くなると言われているこの成分によって、肌本来がもつセラミドを作り出す力をサポートします。 セラミドが水分を抱えてキメを整えるため、シワのできにくいハリのある肌になっていくでしょう。 目元専用のアイクリームは、乾燥からの小じわを目立たなくし、ピンとハリのある肌へと導いてくれます。 トライアルセットはこちら↓ |
2位 アヤナス
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〇特徴〇 ヒト型セラミドが配合されているアヤナスは、肌への浸透力が違います。 乾燥により水分が抜けて角質が厚くなった部分にもしっかりと届き、保湿に効果的です。 バリア機能を高め、ダメージを受けた肌を保護しながらのケアが可能となりました。 CVアルギネートの効果で肌のコラーゲンの生産を増やし、乾燥や加齢によるシワの改善にも役立つでしょう。 トライアルセットはこちら↓ |
3位 ライースリペア
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〇特徴〇 ライースリペアに配合されているライスパワーNo.11は、高い水分保持能があり、また本来皮膚が持つ水分保持機能を良くする作用があります。 一般的な保湿成分は皮膚の表面をコーティングして、水分の蒸発を防ぐ事しかできませんでした。 一方ライースリペアなら、皮膚の内部にまで浸透し、セラミドの生成を促す働きによって肌質の改善が見込めます。 乾燥しにくい肌になることで、シワにもなりにくくなるでしょう。 トライアルセットはこちら↓ |
4位 エトヴォス
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〇特徴〇 エトヴォスのスキンケア化粧品はお肌の表面の乾燥と、内部の修復の両方に働きかけてくれます。 乾燥による小じわを防ぐ5種類ものセラミドやその他の保湿成分が入っているため、お肌の表面を滑らかに保つことが期待できるでしょう。 また繊維芽細胞を活性化させる働きによって、減少したコラーゲンやエラスチンの生成を助け、ダメージを受けた肌を修復してくれます。 これらの効果によって、ハリと潤いのある肌を目指すことができるでしょう。 トライアルセットはこちら↓ |
5位 ヒフミド
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〇特徴〇 ヒフミドは、セラミドをたっぷり使用した高保湿化粧品。 クリームには4%ものセラミドが配合されているため、保湿効果が期待できます。 実際に効能評価試験によって、乾燥による小じわが目立たなくなることも実証されています。 しっかりと肌に溶け込む使用感とサラサラの質感で、毎日のケアにおすすめです。 トライアルセットはこちら↓ |
乾燥肌さんのシワ対策には、紫外線ケアも重要!
同じ年代の方と比べて、乾燥やシワが気になる方は紫外線のせいかもしれません。
浴び続けることで肌の老化を加速させてしまいます。
紫外線が肌に及ぼす影響
光老化とも言われる紫外線は、シワだけでなくシミやたるみ、乾燥といった肌トラブルの元となります。
その原因は、紫外線が肌の真皮にダメージを与えるからです。
肌は三層構造で上から「表皮」、次に「真皮」、その下に「皮下組織」と重なっています。
その中でも真皮は肌の本体ともいえる重要な部分でコラーゲンやエラスチン、繊維芽細胞など、肌の潤いや弾力を担う成分が詰まっているところなのです。
紫外線を浴びて真皮にまで到達してしまうと、繊維芽細胞が傷ついたり、コラーゲンやエラスチンが生成されなくなったり活性酸素が発生します。
すると肌の弾力は失われ角質肥厚がおき、シワとなってしまいます。
一年を通して日焼け対策を
日差しが気になり出す春夏は、熱心に日焼け対策を行う方が多いでしょう。
一方で、冬に紫外線を意識する方は少ないのではないのでしょうか。
もしかしたら、冬の紫外線対策不足が乾燥やシワの原因かもしれません。
紫外線には、UV-AとUV-Bの二種類があり、どちらも肌にダメージを与えることに変わりはありません。
しかし、UV-Bは冬になると地表への到達量が減少するのに対して、UV-Aは冬でも夏の半分ほどの量が降り注いでいます。
時間は二倍かかっても、紫外線による肌のダメージの深刻さは変わらないのです。
そのため、一年を通して紫外線対策が必要といえるでしょう。
シワを防ぐ紫外線予防とは
紫外線を防ぐには、スキンケアやメイクでのUV対策が必要です。
下地やファンデーション・日焼け止めも含めてルースパウダーといったコーティングする化粧品を選ぶと良いでしょう。
紫外線対策ができる化粧品にはSPF・PAなどの表記があります。
SPFはUV-Bの防止効果で、数値が大きいほど比例して影響も大きくなります。
PAはUV-Aの防止効果を+表記で表していて、こちらも同じく比例して効果が変わってきます。
数値が高いと効果は高いのですが、毎日長時間つけるとなると、肌への負担が大きいかもしれません。
乾燥肌の方は適度な数値のものを使用し、こまめに塗り直しするのをおすすめします。
紫外線は室内でも窓越しに降り注ぎますので、室内に置いても日焼け対策を怠らないようにしましょう。
乾燥肌さんのシワ対策!その他のケア
日々のケアや紫外線以外でも気を付けたいことがあります。
表情筋を鍛える
顔の筋肉を鍛えると、血流が良くなって細胞が活性化する効果が期待できます。
目元や口元の皮膚は薄く筋肉が小さいですが、だからこそ即効性がありシワの予防にも良いのです。
目元のシワ対策のエクササイズは、目を見開き、上から左斜め上、真左から左斜め下、下から右斜め上へと、一周動かします。
ゆっくりと3周分行うだけで、目元の緊張がほぐれ、血流が良くなるでしょう。
口元のシワ対策には、唇に隙間ができないように口をしぼめて突き出し、5秒ずつかけて左右に動かします。
伸縮性のある筋肉を作ることで弾力を取り戻し、シワの出来にくい顔を目指せるでしょう。
ストレスを減らす
ストレスは血流を悪くするため、栄養が肌細胞にまで届かなくなります。
また活性酸素を発生させて細胞を酸化させるため、シワやシミの原因にもなります。
加齢で肌の老化は進んでいきますが、それにストレスが加わることで早まるかもしれません。
目元を下げおでこにシワを寄せ、口角を下げるような暗い表情も、シワとして刻まれていくでしょう。
ストレスによってシワを作らないためには、適度な睡眠が欠かせません。
最低6~7時間は確保し、美肌のために体を休めましょう。
質の良い睡眠のためには入浴で体を温めたり、ウォーキングやストレッチで体をほぐすのもおすすめです。
サプリメントで栄養補給
乾燥やシワの無い肌には、食から摂取する栄養素で体を整えることが欠かせません。
しかし毎日必要量摂るのが難しかったり、栄養素によっては調理法によって成分が壊れてしまうものもあります。
毎日の食事で、継続的に有効成分を摂り続けるのは難しい面もあるでしょう。
そこで手軽に吸収率の良い成分を摂取できるサプリメントをおすすめします。
乾燥肌やシワに良いとされるセラミドやビタミン類、コラーゲンやエラスチンなど、必要な美容成分を簡単に取り入れることができるでしょう。
シワになる前にできる5つの対策について、いかがでしたか。
肌の乾燥が原因で出来るシワは適切なケアをせずにいると、深いものとなり老けた印象を与えてしまいます。
日頃から顔の状態に目を配り、早い段階で気づくことが大切です。
毎日のスキンケアや紫外線対策をはじめとした予防策を参考に、若々しい肌を保ってください。